冬の足音が聞こえてきた肌寒いこの日、『消滅都市 オリジナルサウンドトラック vol.1』に収録されている楽曲について、作曲家の加藤浩義と川越康弘の両氏に思い出話を交えつつ解説をいただくべく、お忙しい合間を縫ってお集まりいただいた。
『消滅都市』の世界を彩る音楽がどのようにして生まれたのか。また、お互いの制作した音楽についてどう感じているのか。そして、両氏とも『消滅都市』の熱心なプレイヤーでもあることから、自分の作曲した音楽がプレイ中に流れてくることでどんな感想を抱いているのか。
さまざまなトークテーマで音楽の魅力を引き出せればと思いながら、インタビュアーは録音マイクの電源を入れた……のだが、その思惑は開口一番で崩れ去った。
株式会社ノイジークローク シニア・プロデューサー
作曲家。投資会社、CDショップ勤務を経て、株式会社ノイジークロークに入社、シニア・プロデューサーを務める。以後『DanceDanceRevolution』シリーズ、『龍が如く』シリーズなどで楽曲制作を担当。ダンス、クラブ系やデジタルロックなどアッパーな楽曲を得意とする。また、レコード会社での楽曲制作も多く浜崎あゆみのリミックスや小柳ゆきのアルバムでも作曲、編曲で参加。「沖縄ゲームタクト2014」にはバンド「TEKARU」でのシンセサイザー演奏の他、DJとしても参加。
株式会社ノイジークローク プロデューサー/コンポーザー
株式会社ノイジークローク所属のサウンドプロデューサー/コンポーザー。代表作に『ポケモン不思議のダンジョン ~マグナゲートと∞迷宮~』、『Beat Sketch !』など。『消滅都市』のゲーム内アカウントは「消滅都市の作曲者B」。
―― なんの話ですか?(笑)
―― (諦めた)それはもう愛ですね。
―― はい、思い出していただけてよかったです(一同笑)
めげずに進行させていただきます(一同笑)
改めまして、本日はお忙しい中お時間をいただきましてありがとうございました。
対談形式での楽曲解説、よろしくお願い致します!
川越氏ならではの手法で場の空気が和んだところで、いよいよ対談はスタートした。作曲家両氏の熱い思いとこだわりを、ぜひとも最後までご堪能いただきたい。